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感染予防教室

●福祉サービス別予防対策

(1)福祉現場における入浴の種類

ひとくちに"入浴"といっても、様々なケースがあります。たとえば、訪問入浴サービス、施設内での入浴(一般浴槽や特殊浴槽、普通浴槽や循環式浴槽)などです。そこで、今回の感染予防教室では、それぞれの特徴や注意点などをご紹介していきます。

種類

(2)訪問入浴サービス

訪問入浴サービスは、ご家庭の浴槽での入浴が困難であったり、デイサービスセンターなど施設での入浴が困難な方が利用するサービスです。これらの方々は、感染症に対する感受性が高い場合が多いため、感染予防には細心の配慮が必要です。

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【 感染経路 】

訪問入浴サービスは、1台の入浴車に3〜4人のスタッフが乗車し、1日に数件のご家庭を訪問します。もしも、最初に訪問した利用者に感染症があり、その後スタッフの手洗いや浴槽の消毒が適切に実施されなかった場合、どうなるでしょうか?それ以降の利用者のもとへ病原微生物が運ばれていきます。したがって、訪問入浴サービスにおける感染経路には、多数のご家庭を訪問しているスタッフの手指や浴槽、担架ネットなどが考えられます。これらの感染経路を遮断するため、1件ごとに確実な洗浄・消毒をする必要があります。病原微生物を"持ち込まない・持ち出さない"が基本です。


また、入浴用具や小物類はできるだけ利用者ごとにご家庭で用意してもらいます。そうすれば、いくつかの感染経路を遮断することができます。さらに、感染症をもった利用者への訪問は1日の最後に組み込むとよいでしょう。

【 浴槽や入浴用具の洗浄・消毒 】

浴槽や担架ネット、入浴用具は、入浴前には細菌がほとんど付着していなくても、入浴後には多数の細菌で汚染されています。これらをまず洗浄剤で洗浄することにより細菌数が減少しますが、まだ入浴前のレベルまでには戻りません。さらに消毒を実施することにより、入浴前のレベルまで戻すことができます。また、洗浄剤の中には殺菌剤が配合され、洗浄と除菌が一度にできるものもあり、感染症の種類によってはこのようなものを使用してもよいでしょう。使用する消毒剤は感染症の種類によっても効果が異なりますので、それぞれの感染症の特徴を理解し、必要以上の薬剤を使いすぎずに、確実な洗浄・殺菌をしましょう。


また、担架ネットやタオル、スポンジ類は表面がなめらかではないため、汚れや細菌が残りやすいものです。使用後は洗浄剤入りのバケツに漬け置きして持ち帰り、まとめて洗濯および殺菌漂白をしましょう。

洗浄