(4)お年寄りの脱水症状
私達の体は約70%が水分でできています。私達は食べ物や飲料水から、一日約2,500mLの水分を摂取しています。それに対し、排尿や排便で、一日約1,300〜1,500mL、汗や体内代謝で約1,000mLの水分が失われています。
お年寄りになると、若い頃と比べて水分摂取の量も減少します。喉が渇いたと感じる部位(口渇中枢)の機能も低下するため、「体内の水分が不足→喉が乾いたと感じる→水分を摂る」、この一連の動作がうまくいきません。そして、嚥下困難になると水分をうまく飲めないことから、水分補給困難になります。また、夜中の頻繁な排尿や、寝ている際に漏らしてしまうことを考えて水分を控える人も多くみられます。お年寄りはこのようなことから脱水症状になりやすい傾向にあります。

脱水症状にならないためにも、食事時や、間食時、日常的にも頻繁に飲み物を意識的に与えることが必要です。嚥下困難のある人にはゼリーやアイスクリーム、ポタージュスープなどを利用して水分を摂るようにしましょう。