【 高脂血症 】
■高脂血症とは?
血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が異常に多い状態を高脂血症といいます。生活習慣病の一つです。高脂血症自体は特別な症状がないため放置しがちですが、動脈硬化を引き起こし、様々な病気の原因となります。
■高脂血症の原因は?
先天的な異常や他の病気、薬によって発症する人もいますが、多くの場合、高脂血症になりやすい体質を背景に食生活の乱れや運動不足、喫煙など生活習慣の乱れが加わって起こります。
■最も多い肥満⇒高脂血症のパターン
肥満は、高脂血症・糖尿病・高血圧症・動脈硬化など様々な病気の危険因子です。
BMI(body mass index)は肥満の判定指標の一つで、日本人ではBMIが22の体重が一番病気にかかる率が低いので「標準体重」を22とし、25以上を肥満としています。

■高脂血症の治療
治療の目的は、高脂血症によって進む動脈硬化やそれによる様々な病気を予防することにあり、薬の服用よりも日常的な生活改善が重要です。食事療法が中心で、運動療法は食事療法の効果をより高めるために行われます。

■食事療法のポイント
肥満がある場合はまずは適正体重に戻しましょう。摂取エネルギーは体の状態や運動量などにより個別に決められます。医師や管理栄養士に指示された量は必ず守りましょう。
- 揚げ物などの油料理を控える
- 肉より魚中心の食事を
- コレステロールの多い食品に注意

食物繊維はコレステロールを下げる働きがあるので、積極的に摂りましょう。
ビタミンE、ビタミンC、カロテンはコレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化になりにくくします。ビタミンが不足しないように、野菜(特に緑黄色野菜)やいも類を十分に摂りましょう。
【 胃潰瘍 】
■胃潰瘍とは?
食物を消化するために分泌される胃液によって、胃の壁が自己消化されてしまう病気です。ストレスや不規則な食生活、過度の飲酒や喫煙などが主な原因ですが、お年寄りの場合、薬の飲みすぎによって潰瘍ができるケースが多いのが特長です。
■食事療法のポイント〜胃にやさしい食べ方〜
アルコール、炭酸飲料、タバコは厳禁です。香辛料もなるべく避けましょう。 ただし、痛みを訴えていなければ、基本的に何を食べても構いません。症状に応じてお年寄りの嗜好に合わせた味付けにしましょう。
- 皮や筋を除く
- 繊維を断ち切る方向に切る
- 食品を細かくする
- 余分な脂肪やエキス(アク)を除く
- 油脂は控えめに使う
- 新鮮な素材を使い、薄味を心がける
- 柔らかくなるまで火を通す
消化のよい食事が基本ですが、病気と闘う体力をつけるため、また、潰瘍で傷ついた胃粘膜を丈夫にするため、たんぱく質・ビタミン・糖質をバランスよくしっかりと摂りましょう。
極端な空腹、暴飲暴食は厳禁です。ゆっくり噛んで楽しみながら食事をするようにしましょう。一日の食事量を5〜6回に分けて摂ると胃の負担が少なく、おすすめです。
食後はしばらく休憩を。